「Flappy Daruma」を作ってみよう!⑥Android編

今回の内容を整理しよう!

前回の内容を復習しよう

前回はタイトル画面とゲームオーバー画面を作りました。
ボタンなどにアニメーションを設定するやり方、SNSでシェアするための実装例、Flappy Daruma独自のメダルボーダーによる難易度調整の方法などを紹介しました。

今回進める作業を確認しよう!

今回は、今まで作ってきた Flappy Daruma を Android 向けにビルドして、 Android 端末にインストールし実行する方法を紹介します。

はじめに、ビルドに必要な環境の構築方法を説明し、その後にビルドした Flappy Daruma を Android 端末にインストールし実行させます。

前提知識を学ぼう!

Android のアプリには apk ファイルが必要

Android 端末にインストールされるファイルを apk と呼びます。

Unity では apk ファイルをビルドすることができ、PC と Android 端末を USB で接続して行うデバッグ実行もサポートしています。

Android 端末での実行について

Unity で作った Flappy Daruma を、今度は Android 端末で実際にアプリとして実行させましょう。

Android 端末にアプリをインストールするには、 Google Play ストア に登録して、そこからダウンロードしてインストールする方法と、 PC と Android 端末を USB で接続して直接インストールする方法があります。

前者は多くの人にテストプレイしてほしい場合に向いていて、後者は素早く動作を確認したりPCと連動してデバッグをする場合に向いています。

今回は公開の手続きなどが不要で、手軽にインストールして実行できる USB 接続によるアプリのインストール・実行方法を紹介します。

Android 版をビルドしよう

それでは、Flappy Daruma を Android 端末で遊べるように Android 版のビルドをしていきましょう。

Android ビルド環境を整えよう

Android 版のビルドでは、次の3つをインストールしておく必要があります。

  • Unity の Android Build Support コンポーネント
  • Java Development Kit (JDK)
  • Android SDK

これら3つのインストールをひとつずつ紹介していきます。

Unity の Android Build Support コンポーネントのインストール

Android 版をビルドするためには、 Android Build Support コンポーネントが Unity にインストールされている必要があります。

Android 版をビルドできるかどうかを確認するには、 File → Build Settings メニューから Build Settings ダイアログを表示しましょう。
もしも、下図のように、 Build ボタンが押せない状態の場合は、 Android Build Support コンポーネントを追加でインストールする必要があります。

コンポーネントの追加の方法としては、上図の「Open Download Page」ボタンをクリックしてダウンロードした実行ファイルを使ってコンポーネントを追加する方法もありますが、今回は Unity Hub を用いて Android Build Support コンポーネントを追加してみましょう。

Unity Hub の詳細については、【2018年最新版!】これで解決?簡単にUnityを最新版にアップデートしよう! をご覧下さい。

はじめに Unity Hub を起動します。
そして、 Installs タブ、 Official Releases タブを選択後、コンポーネントを追加したい Unity のバージョンの右側のメニューを開き、 Add Component を選択します。

そうすると、追加できるコンポーネントのリストが表示されるので、 Android Build Support コンポーネントにチェックをいれて、 Done ボタンをクリックしましょう。
Done ボタンをクリックした後は、Unity Hub が自動的に必要なデータをダウンロードして Unity にコンポーネントをインストールしてくれます。

コンポーネントのインストールが完了してから、Unity プロジェクトを開き直し、 Build Settings ダイアログを表示すると、下図のように Android 版のビルドができる状態になったことが確認できます。

Java Development Kit (JDK) の導入と設定

Android Build Support コンポーネントのインストールにより、 Build ボタンはクリックできるようになりました。
しかし、実際にビルドをするには、 Android のビルドに必要な JDK と Android SDK をインストールして Unity に設定する必要があります。

まずは JDK からインストールしていきましょう。

Unity の Edit → Preferences メニューで Unity Preferences ウィンドウの External Tools タブを表示すると、 Android の JDK のパスが設定されていないかもしれません。

そのときは、右にある Download ボタンを押して Java SE Development Kit 8 – Downloads にアクセスして、OSにあった JDK をダウンロードしてインストールしてください。

インストール後に JDK フォルダのパスを入力すれば、 Unity への JDK の設定は完了です。

Android SDK の導入と設定

JDK と同様に Unity Preferences の External Tools を確認してみましょう。
もしも、 SDK が未設定の場合は Android SDK のフォルダへのパスを設定します。
SDK 自体をインストールしていない場合は、さきほどと同様に Download ボタンでサイトにアクセスしましょう。

はじめに Android Stuido をインストールします。

その後、Android Studio を起動し、その中の SDK Manager の SDK Platform タブからビルドしたいバージョンの SDK Platform チェックします。
その後、右下の Apply ボタンをクリックして選択した SDK Platform をインストールしましょう。

次に SDK Platform の隣の SDK Tools タブを選択し、SDK Tools をインストールします。

右下の Show Package Details にチェックをいれると、インストールしたい SDK Tools のバージョンが選べるようになるので SDK Platform の API Level にあったものをチェックしましょう。
Apply ボタンをクリックすると選択したバージョンの SDK Tools がインストールされます。

インストール後に上図の Android SDK Location のパスを入力すれば、Unity への Android SDK の設定は完了です。

これで、 Android 版をビルドできる環境になりました。

Player Settings を設定してビルドしよう

有効になった Build ボタンをクリックしてみると、次のようなダイアログが表示されました。

これは、まだ Android 版のビルドに必要な設定が足りていないことを意味しています。
具体的には、 Player Settings の Android 設定の Package Name をデフォルトの「com.Company.ProductName」から変更する必要があります。

Package Name を確認するには Build Settings の Player Settings ボタンをクリックし、 Inspector ウィンドウに Player Settings を表示します。
その中の Android タブの Other Settings の中に Package Name があります。

Package Name は、「com.会社名.製品名」の形式で設定します。名前はアルファベット・数字・アンダースコアの文字の組み合わせで指定します。

もしもすでに、 Player Settings で Company Name と Product Name を決めているようであれば、それを形式にあわせて Package Name にすると良いでしょう。

Company Name は正式な会社名である必要はなく、個人の場合はハンドルネームなどでも構いません。
Product Name はアプリの名称を設定します。

今回の Package Name は com.AtoZ.FlappyDaruma にしました。

Package Name を設定して、再び Build Settings からビルドを実行すると、下図のようにビルドに成功したことを伝えるログが表示され、指定したフォルダに apk ファイルが作られました。

apk ファイルは Google Play Console にアップロードして Google Play ストア でアプリとして公開するときに必要ですが、その場合は説明した設定の他に、 Publissing Settings の keystore も設定してビルドする必要があります。

今回はローカルで確認するだけなので、keystore はデフォルトの Unsigned(debug) という key を設定して apk をビルドしています。

Android SDK の tool フォルダの差し替え

筆者の現在の環境 Unity 2018.2.14f1 では上記の手順でビルドできましたが、 2017 年に Android 版をビルドしようとしたときに次のエラーメッセージが表示され、 apk を作ることができませんでした。

Unable to list target platforms. Please make sure the android sdk path is correct.

もしも、このビルドエラーが発生したら、 UnityのAndroidビルドができなくなった時の対処法 – Qiita などを参考にして、さきほどインストールした Android SDK の tools フォルダを差し替えてみましょう。

具体的には、古いバージョンの SDK の tools フォルダを tools_r25.2.5-windows.zip をダウンロード・解凍して、Android SDK のインストール先の tools フォルダと差し替えます。
Android SDK のインストール先はさきほど説明した SDK Manager の Android SDK Location から確認できます。

ローカル環境で実行してみよう

今回は Android 版のビルド方法についての説明ですので、アプリの公開方法には触れず、 PC と Android 端末を USB 接続して apk をインストール・実行するところまでを紹介していきます。

Android 端末の準備

Android 端末を PC に USB 接続する前に、まずは Android 端末の USB デバッグを有効にしておきましょう。

はじめに設定を開き、端末情報メニューを選択します。
端末情報のビルド番号などを7回程度タップすると、設定のメニュー一覧に開発者向けオプションが追加されます。

追加された開発者向けオプションメニューを選択し、表示された画面で開発者向けオプションを有効にします。
次に USB デバッグも有効にしましょう。

これで Android 端末の USB 接続の準備は完了です。

Android 端末を USB で PC に認識させる

次に USB で Android 端末と PC を接続します。
このとき、Android 端末の接続モードは USB ドライブにしましょう。

その直後に、 Android 端末に接続の許可を求めるダイアログが表示されるかもしれません。
このようなダイアログがインストール時などを含め出てきますので、許可しましょう。
許可しなかったり、無視していると接続が失敗し、インストールができません。

接続したら、 PC のデバイスマネージャを確認し、 Android Phone の場所に Android Composite ADB Interface があれば Android 端末が正しく認識されています。

もしも、USB 接続した Android 端末が不明なデバイスとなっている場合は ADB ドライバをインストールしてください。
ADB ドライバのインストールについては、 Google USB ドライバを入手する  |  Android Developers を参考にしてインストールしてください。
対応するドライバがそれでも見つからない場合は、 Android 端末のメーカーサイトや機種名で検索をしてみましょう。

USB 経由で Android 端末にアプリをインストールし実行する

PC から Android 端末が認識され接続が完了したら、 Unity でその Android 端末向けに apk をビルドして USB 経由でインストールします。

操作は簡単で Unity の File → Build & Run メニューを実行するだけです。

接続されている Android 端末を探し、それにあったビルドをして、 apk をインストールしてくれます。
Android 端末のほうでは、インストールの許可を求めるダイアログが表示されると思うので、インストールボタンを押して許可しましょう。

インストールが済むと、アプリが自動的に実行されます。
一度終了しても、他のアプリと同じようにアイコンから何度でも起動できます。

再度インストールしたい場合は、 Android 端末内のアプリをアンインストールしてから、同じようにインストールしましょう。

 

 

ーーーーー以降は割愛予定の見出しーーーーーー

Android 端末を Unity と接続しよう(上記2つの<h3>に変更?)

接続してデバッグをしてみよう(割愛?)

 

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