Unityでビジュアルノベル!「宴」の魅力や活用事例を紹介!

「Unityでノベルゲームを作りたい」「自分のゲームに会話シーンを入れたい」そんな人におすすめなのが、今回ご紹介する「宴(うたげ)」というアセットになります。ここでは、商品の概要・実際の活用事例・宴の5つの魅力などを紹介していきます。

値段は少々高いですが、間違いなく購入しておいて損はないアセットの1つです。

今回の記事はこんな人におすすめ
Unityノベルゲームを作りたい
②手軽に会話機能を実装したい

宴とは?

はじめに、宴の概要について紹介していきます。

商品概要

宴はUnityで使用できるアセットで、「ビジュアルノベルをUnity上で簡単に作成する」ために開発されました。

出典:Unity用ビジュアルノベルツール「宴」

開発は、個人開発者の時村良平さんという方が行なっています。時村さんは長くゲーム開発に携わっており、Unityの国内向け最大イベントであるUniteでも登壇されています。日本人が開発したということで、本やネットでの情報など参考にできる内容が多いというのも開発者からするとありがたい点です。

 

「宴」は現在バージョンアップが行われて「宴3」となっています。また、下記のように優れた賞も受賞しています。

  • 第一回アセットストア グランプリ
  • CEDEC AWARDS 2016 エンジニアリング部門 最優秀賞

 

こんな人にオススメ

「宴」は次のような人におすすめです。

  1. Unityノベルゲームを作りたい
  2. 手軽に会話機能を実装したい

 

宴はノベルゲームの開発をメインとするツールですが、二番目の手軽に会話機能を実装できるというのも大きな魅力です。

活用事例

続いては、宴の実際の活用事例を紹介します。

Adash

出典:DLsite.com 「Adash」

「夏休みのある日の午後、ふとした思いつきで廃墟に出かけた主人公たちはありえないものに遭遇する…」

Adashは、ライトノベル形式のホラーゲームです。上の画像のような画面も宴を使えば簡単に作成できます。

I:ROBOT

「I:ROBOT」は2019年発売予定のアドベンチャーゲームです。

ロボットと人間が共存する世界を自由に探索できるようになっており、世界観が非常に独創的です。こちらのゲームの会話シーンでも使用されています。

2236 A.D

「2236 A.D」は2014年にサークルChloroから発売された「西暦2236年」というタイトルを全年齢版にアップデートし、テキストに英語版を追加した内容になっています。

作品形式はビジュアルノベルで、開発に宴が使われています。

宴の魅力

ここでは、宴の魅力を5つほどご紹介します。

1.エクセルでシナリオ編集

宴の一番の魅力は、画像・音声・シナリオあらゆる設定が基本的にはエクセル上で完結するところです。機能を拡張したりする場合には別ですが、基本的には一切プログラミングを行わずにノベルゲームを作成することができます

エクセルでシナリオを作成するので、シナリオの修正も楽に行えます。

2.スマホ対応

宴はUnity上で起動するアセットなので、通常のUnity機能であるマルチプラットフォーム機能をそのまま使用することができます。

これにより、自分が宴を使用して作ったゲームをスマホのアプリストアで公開するといったことも可能です。

3.会話シーンにも利用可能

宴の大きなメリットの1つに、この「会話シーンの実装が手軽に行える」という点があります。例えば、アドベンチャーゲームで村人が近づいたらメッセージウィンドウを表示するといった使用も可能です。

ノベルゲームを作りたい人だけではなく、多くのゲーム開発者にとって使用できる機会がありそうです。

4.ノベルゲームに必須のコンフィグ/ギャラリーモード

ノベルゲームに必須なのがこのコンフィグ機能とギャラリーモードです。コンフィグは音量やメッセージスピードなどのいわゆる”設定”機能で一度見たイベントなどを登録できるのがギャラリーモードです。

宴ではこの2つの機能が標準で備わっています。

5.Live2D対応

また、宴はLive2Dにも対応しています。Live2Dは「2Dの画像をまるで3Dかのようにアニメーションをつけて表示する機能」のことです。この機能を使うことで、総データ量を抑えて演出を豊かにすることができます。

Live2Dを扱える方向けに、後半でLive2Dを用いたチュートリアルも紹介しています。

宴3での追加機能

続いては、宴3にアップデートされて新たに使用可能になった機能について紹介していきます。宴2からのアップデートで非常に使いやすくなっています。

①ダイシング機能によるテクスチャの軽量化

ノベルゲームに特有の「似たようなテクスチャを大量に扱うためデータが肥大化する」といった問題を解決してくれるのがこの機能です。

出典:Unity用ビジュアルノベルツール「宴」

この機能では、例えば「表情以外は全く同じというテクスチャ」を扱う際に、差異分以外の重複部分をカットすることでゲームデータが大きくなるのを防いでくれます。

②目パチ・口パク、パラパラアニメーション機能を追加

ダイシング機能の追加により、「目パチ」や「口パク」さらにはアニメーション機能も実装できるようになりました。

出典:Unity用ビジュアルノベルツール「宴」

このように瞬きをさせたり、

出典:Unity用ビジュアルノベルツール「宴」

上のようにアニメーションも使用することが出来ます。

③着せ替え機能の実装が可能

また、宴3ではアバター機能により、着せ替え機能も実装が可能になっています。

出典:Unity用ビジュアルノベルツール「宴」

アバター機能の実装により、「顔」や「服装」の各パーツ単位で組み合わせを変更することができるようになりました。

④2D/3Dプレハブ表示

出典:Unity用ビジュアルノベルツール「宴」

2Dスプライトと3Dモデルが使用可能になっており、メカニム機能などで簡単にアニメーションをつけることができるようになりました。

⑤メッセージの顔アイコン機能

出典:Unity用ビジュアルノベルツール「宴」

メッセージウィンドウ左上のように、「顔アイコン」を表示することが出来るようになりました。これにより、誰が話しているのかプレイヤーにわかりやすく伝えることができます。

⑥オブジェクト単位、画面単位でのトランジション機能

出典:Unity用ビジュアルノベルツール「宴」

また、オブジェクト単位、画面単位でのトランジションが可能になりました。扱うゲームの内容によってオブジェクトや画面のトランジションを変化させることで、ノベルゲームの表現の幅が広がりそうです。

宴の使い方を学ぶには?

続いては宴の使い方を学ぶ方法を紹介していきます。今回はサイトを使用する方法と書籍で学ぶ方法をご紹介します。

サイトで学ぶ

今回は公式サイトにある、「チュートリアル」を2つほど紹介します。

・Unity用ビジュアルノベルツール「宴」〜UnityちゃんADVを作ってみよう〜

出典:Unity用ビジュアルノベルツール「宴」

このチュートリアルではUnityちゃんと宴を使って次のことが学べます。

  • プロジェクトの立ち上げ方
  • キャラクターの設定方法および表示方法
  • イベントCGの表示方法
  • ボイスの再生方法
  • 選択肢機能の使い方
  • ビルドの方法

一通りこなすことで、宴の基礎的な機能や使い方を学ぶことができる内容になっています。

・Unity用ビジュアルノベルツール「宴」 Live2D(Version3)

Live2Dとは、2Dのキャラクターをまるで3Dかのようにアニメーション表示させることができる機能のことでした。使用するためには少々専門的な知識も必要となりますが、実装自体は比較的簡単に行えます。このチュートリアルでは主に次のようなことが学べます。

  • Live2D Cubism3のUnitySDKの基本的な使い方
  • 宴のLive2D拡張の使い方
  • 口パクに対応する方法

書籍を使う

ウェブ以外で学びたいという方には、『Unity&宴「ノベルゲーム」開発入門』という書籍が出版されています。1つのサンプルを作りながら、宴の使い方を一通り学べるという内容になっています。

Amazonのリンクはこちらからどうぞ。

宴の購入方法

宴はUnityのアセットストア から購入が可能になっています。アセットストア には下の画像からアクセスすることが可能です。値段は80ドルと少々高めですが、購入して損はしないアセットになっています。

すでに過去のバージョンを購入している方は、40ドルでアップデートが可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、Unityで簡単にビジュアルノベルが作成できる「宴」というアセットについて紹介しました。アセットの一番の魅力は、エクセルを用いて一切プログラミングを行わずにビジュアルノベルが作れるという点です。

また、ビジュアルノベルに興味がない方でも、ゲームの中に簡単に会話シーンの実装も出来るので使用する機会は多そうです。

購入しておいて絶対に損はしないアセットなのでぜひ一度購入もご検討ください。

オススメアプリ!渋谷で気軽に友達を作れるアプリが登場!